携帯電話のシェアは変動中?

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携帯電話の各キャリアのシェアを解説

携帯電話事業者のシェア争いが繰り広げられている中、NTTドコモの苦戦が指摘されている。製品のラインアップや料金、キャンペーンなど施策が競争激化の背景として考えられる。

NTTドコモ、KDDI、SoftBankの契約数については、毎月、TCA(社団法人電気通信事業者協会)による事業者別に携帯電話契約数情報が発表されるため、誰でも確認ができるようになっている。

では、このTCAの2012年月次データをベースに、キャリア別のシェアを前年と比較すると…NTTドコモ▲1.7%、KDDI+0.3%、SoftBank+1.4%となり、メディアにドコモの一人負けと報じられる。

IP接続サービスの加入状況を、同じく前年で比較すると、各キャリアともに2~3%減少…しかし、ドコモは加入率が84.7%と非常に高く、KDDI78.9%、SoftBank74.3%となり、大きく差が見られる。

通信モジュールは、ドコモとSoftBankが強い。ドコモはエリアも広く、法人営業の強さなどから累計300万もの契約数があることだて考えられる。SoftBankの増加率については、何が起因しているのか明確には不明だが、フォトパネルに注力した為、29.1%増という結果ではないかと考えられる。

2012年の月次契約純増数は、各種キャンペーン、割引などが変わる6月と、iPhone5が発売され供給が定まった10月〜11月は、NTTドコモだけが激減している。

NTTドコモのシェア率について、北海道・東北・北陸に関しては、もともと50%以上とシェアが高く、他社の上昇がシェア低下の原因となっているだけで、あまり危機的状況ではない。しかし、ドコモのシェアは関西44.7%、東海41.3%であり全国平均47.2%よりも低く、全国の約27%を関西と東海が占めるため、影響は高い。

東海エリアでは、SoftBankは全国平均24.3に対して、29.4%のシェアとなり、KDDI29.3%を抜く強いエリアで、関東エリアでも、SoftBank26.7%でKDDI26.4%を抜き、局地戦でSoftBankがシェア2位を狙っていることがわかる。

関西エリアでは、KDDIが全国平均の28.5%に対して32%と大きく上回り、北海道の33.2%の次に強いエリアである。

関西エリアでは数年前まで、無料通話という魅力と、iPhoneの取扱開始によりSoftBankがシェアを高めていたが、KDDIがiPhoneを取扱を開始し、さらに固定回線ブロードバンド事業者との提携により、加入ユーザ1回線あたり1480円の割引を行う「スマートバリュー」を開始しシェアを伸ばした。関西では、もともと関西電力グループケイ・オプティコムのeo光のシェアが高く、そのユーザをKDDIのシェアを上げるのに成功した結果、関西での局地戦に勝っていることがいえる。

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